F r i e d P r i d e
名門ジャズ・レーベル“コンコード”より
2001年9月21日発売
ビクターエンタテインメント
価格 2,900円(税別)
VICJ-6082

収録曲の内訳は、大別するとスタンダードが4曲、ポップ系ナンバーが5曲、オリジナルが2曲という構成だが、ポップ系作品の中には「ルイジアナ・サンデイ・アフターヌーン」のように現代生まれのジャジーな1曲もあり、「フライド・プライド」のレパートリーの幅広さが遺憾なく発揮されている。

About Fried Pride...
忘れもしないFried Prideの初レコーディング。
2001年の6月にビクターの山中湖スタジオでレコーディングを行いました。
私にとってちゃんとしたレコーディングはこれが初めてで知らない事やわからない事だらけ。おまけに知らないオジサンだらけ。という状況下の中で行ったわけですが、今回のアルバム収録曲は普段LIVEで演奏する事が多い楽曲ばかりだったので、わりと順調に録れた気がするなぁ。
中でも私のお薦め曲は11曲目の’Paradise’。とてもロマンティックで美しい曲で、私達のオリジナル曲です。今聴くと、未熟なところもけっこうあり、恥ずかしいなーと思ったりもしますが、とても愛おしいアルバムです。
By Shiho

01 ラヴ・フォー・セール
1930年にコール・ポーターがミュージカル「ザ・ニューヨーカーズ」に書いた作品。「恋の売り物」とあって女性ジャズ(系)歌手の録音が多い。またチャーリー・パーカー以来モダン・ジャズメンが好んで取りあげる作品でもある。

02 イフ
1971年に故ペリー・コモが歌ってヒットした。「アイ・シンク・オブ・ユー」の中の1曲でデイヴィット・ゲイツの作品。

03 レイトリー
多くのシンガーが取りあげているスティービ・ワンダーのソウルフルなバラード。80年の「ホッター・ザン・ジュライ」の中の1曲である。

04 ザ・マン・アイ・ラヴ
1924年にジョージ・ガーシュウィンが作曲した。ミュージカル「レディ・ビー・グッド」の挿入歌のはずだったが何故か使われず、その後になって人気がでた。作曲者死後の50年代に何度か映画に用いられている。

05 ラウンド・ミッドナイト
ジャズの歴史上に大きな足跡を残したピアニストの中で、最も異色かつ孤高の存在だったのがセロニアス・モンク。死後に始まった再評価の波はいまだ衰えない。これは彼の比較的初期に属する美しい短調のバラードで、1944年の1作である。

06 モーニング・マスト・カム
ギターの横田が作曲したオリジナル(詩は福田美環子)。「フライド・プライド」のライブで人気の高いラヴ・ソングだ。

07 ルイジアナ・サンデイ・アフターヌーン
1988年の「トーキン・バウト・ユー」でダイアン・シュアが歌ったソウルフルな新曲。以後ステージで歌う度に喝采を博し、今でも彼女の十八番である。

08 ス・ワンダフル
2つめのガーシュウィン作品。1927年のミュージカル「ファニー・フェイス」に挿入された。映画「ラプソディー・イン・ブルー」に4曲目の「ザ・マン・アイ・ラヴ」とともに用いられた1曲でもある。SHIHOのジャズ・センスが最良に発揮されていて、彼女のスキャットやパーカッションとのスリリングな掛けあいが聴き物となっている。

09 ジャンピング・ジャック・フラッシュ
1968年にローリング・ストーンズが放ったシングル・ヒット。むろんミック・ジャガーとキース・リチャードの作品だが、「フライド・プライド」独特の味付けと横田のパワフルなソロが楽しめる。

10 コーリング・ユー
日本でも話題となった87年公開のドイツ映画「バグダット・カフェ」の主題歌としてボブ・テルソンが作曲。ジュヴェッタ・スティールの歌ったこの主題歌は89年度のアカデミー賞主題歌賞にノミネートされた。歌唱力を問われる1曲で、ステージではギターとデュオで歌うSHIHOの力量と自信をうかがうことができるだろう。

11 パラダイス
本作2曲目のオリジナル。6曲目と同じコンビによる作品で、SHIHOがいま一番好きな曲の1つといって歌っているラヴ・バラードである。